J-1ビザの保険ってどうなっているの?

アメリカの病院での治療費は非常に高い、というお話を聞かれた方は多くいらっしゃると思います。留学や交流訪問者プログラムでアメリカに行きたいけど、もしも病気になってしまった場合の治療費が心配なので躊躇している方もいらっしゃいます。アメリカの国務省では滞在者が病気や怪我で多くの治療費を払わないといけなくなるという事態を防ぐため、候補者には必ず参加前に保険に加入することを義務付けています。

アメリカの一般企業で研修をおこなう場合、J-1 InternやJ-1 Traineeのビザを取得することになりますが、それらのビザ申請者には以下のような条件を満たした保険への加入が義務付けられています。

[22 CFR 62.14]

  • Medical benefits of at least $100,000 per accident or illness
  • A deductible not to exceed $500 per accident or illness.
  • Expenses associated with the medical evacuation of the exchange visitor to his or her home country in the amount of $50,000
  • Repatriation of remains in the amount of $25,000

簡単に訳すると以下のような感じになっています。

・病気や怪我の場合の補償の上限が$100,000以上であること
・治療の際の自己負担額が$500を超えないこと
・自国で治療を受けることになった際の渡航費の補償の上限が$50,000以上あること
・参加者がなくなってしまった場合の遺体搬送費の上限が$25,000以上あること

保険は、滞在許可証を発行しているビザスポンサー団体が加入手続きをおこなってくれたり、団体に推薦されたいくつかの保険会社から選んで加入をすることになります。多くの保険会社は保証額が$100,000よりも大幅に上回っていたり、自己負担額が$250以下になっていたりしますのでさらに安心の内容になっています。

まれに、受入企業が候補者に会社の健康保険に加入できますよということを言っていただけることがあります。その場合、会社の保険にだけ加入をしてJ-1の保険には加入をしなくてもよいですかというご質問をいただくことがありますが、残念ながらそれはできないことが大半になっています。なぜかというと、アメリカの会社が加入している保険はアメリカで働いているアメリカ人の従業員を対象として補償内容が決まっているため、もしも何かあった場合に従業員が海外で治療を受けたり遺体を海外に送るという補償内容が設けられていないのです。そのため、会社の保険だけでは国務省が決めているJ-1ビザの保険の条件を満たすことができません。

会社が加入をしている保険には、自己負担額が$100までといった候補者にとって魅力的な条件がついていたりしますが、それだけではJ-1の保険の条件を満たしていないため、どうしても加入をしたい場合は会社の保険とビザスポンサーの保険の両方に加入をしていただくことになります。治療の際は、そのうちどちらか一方を使うことになります。

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