弊社には、アメリカに留学中の方から以下のようなご質問を多くいただいています。J-1ビザの大使館面接を受けずに、アメリカ国内で移民局に滞在資格変更の申請をおこない、J-1のプログラムを開始できるでしょうか、というものです。

これは、ステータスチェンジとも言われている申請になります。以前は学生ビザで渡米された方が、移民局に滞在資格をJ-1 Traineeへの切り替えの申請をおこなわれることは珍しくありませんでした。大使館での審査と異なり、J-1の滞在資格への移民局への申請は現在までのところ審査の過程に面接がありませんでした。このような申請をされた方は、J-1ビザの大使館面接を受けずにプログラムを開始していただくことができていました。ただ、現在弊社はこの申請をサポートさせていただいておりません。

以前は、ビザスポンサーからJ-1のエージェントに、ステータスチェンジを希望する候補者を年間の候補者全体の5%ほどまでは認めるという案内がありました。200名の候補者がいた年は、10名ほどのステータスチェンジ申請者を許可していただいていた計算になります。ところがある時期に国務省からビザスポンサーに今後はすべての候補者にJ-1ビザの大使館面接を受けるように指示をしてくださいという連絡があったようで、それ以降は滞在許可証の発行条件の一つに、候補者が大使館面接を受けることというものが加わりました。ステータスチェンジを希望する候補者はこの条件から外れてしまいますので、そのままでは滞在許可証の許可がおりず、手続きが進まないということになってしまったのです。

過去に多くの方がこのステータスチェンジを希望された理由は、J-1の大使館面接は許可をいただける確率が低いという噂を聞かれたからのようです。
ただ、弊社でこれまでサポートをさせていただいた方が許可をいただいた確率は、大使館面接では90%で移民局への申請は99%程度です。大使館面接で却下のリスクが劇的にあがるというわけではありません。また、大使館面接で却下された方の理由の大半が英語力不足というもので、英語を勉強した後に受けた再面接で許可がおりたケースが多くあります。それよりも多くの方が苦労されるのは滞在許可証の取得時です。ビザスポンサーに却下されてしまい、他のスポンサーに申請をしなおすという方は少なくありません。また、ビザスポンサーから許可がおりずに大使館面接や移民局の申請にたどり着けなかった方もいらっしゃいます。大切なのはスポンサーから許可をいただくところです。

現在はスポンサーが、大使館面接を受けていただくという条件に同意していただかないと滞在許可証を発行しないと言われていますので、大使館面接を受けるという前提で進めていただくのが、J-1プログラムをスタートしていただく近道になります。

以前は、アメリカ国内からのお問い合わせは移民局への申請でなければ許可がおりないと聞いたので移民局への申請をおこないたいという方ばかりでした。上でご案内させていただいたように英語力の高い方でしたらJの申請は大使館での申請も移民局での申請も許可の確率はほぼ同じという状況にも関わらずです。(J-1への変更ではなく、J-1の後にJ-1からEなどを申請する場合は、移民局の申請のほうが許可の確率は大幅に高いというデータがあります)。飛行機に乗って日本への往復をする必要がないので費用的にも移民局の申請のほうがよいと考えられていた方が多数でしたが、F-1から切り替える場合、移民局から許可がおりる数ヶ月から1年の期間は候補者の方は学校への授業料を支払い続けていただくことになり、J-1のスポンサーに滞在許可証の有効化と場合によっては複数回の許可証の再発行が必要になるため、実は費用的にはステータス変更を申請された方のほうが大幅なマイナスになってしまった方が大半です。

許可の可能性から考えても、かかる費用から考えても大使館面接で大きなマイナスにはなりませんのでご安心ください。