J-1ビザの面接で「絶対に言ってはいけない言葉」は何?

弊社には以下のようなお問い合わせをよくいただきます。

移民弁護士からJ-1ビザの大使館面接では「Work」「アメリカで働きたい」「アメリカで永住したい」ということは言ってはいけないということを聞きました、他にもいくつか言ってはいけない言葉のリストがあるようなのでいただけませんか、というものです。

実は弊社で過去にJ-1ビザの申請のサポートをさせていただいた方の中には、大使館面接でこれらの「アメリカで働きたい」や「アメリカで永住をしたい」という言ってはいけないと考えられていることをおっしゃられ、それでもJ-1ビザが許可されたという方が何名もいらっしゃるのです。このことから、大使館面接で特定の言葉を言うと必ずビザが却下されてしまうということではなく、特定の言葉を避けてさえいれば必ずビザが許可されるということでもなさそうです。大使館面接では質疑応答の内容から全体的に、候補者がビザの内容を把握しているかどうか、アメリカに渡航後はその目的に沿った滞在をしていただけそうかということを判断し、許可や却下の審査結果をいただきます。その場での判断が難しい場合は、後日追加書類の提出を要求された上での判断になります。

学生、新卒、社会人の方がアメリカの企業で実務研修をおこなうJ-1 Intern/Traineeのビザでは、候補者が渡航後にアメリカの企業での実務を通じたり余暇での行動の間に、アメリカの文化や生活習慣、ビジネスマナー、実務英語などを習得することが目的になっています。大使館面接の際に候補者が提出する申請書類や口頭での受け答えを通じ、全体的にこれらの目的を達していただけそうと領事に判断していただけた場合には許可がおります。逆にいうと、総合的に考えるとこれらの目的は達していただけそうにないという判断されてしまった場合は許可をいただけません。

・今回の渡航の一番の目的はお金稼ぎ
・将来はアメリカで永住したく、今回の渡航ではそのきっかけを探すためのもの
・今回J-1ビザでの研修のオファーを出してくれた企業は就労ビザのサポートもしているので、自分はそれを狙っている

こういった発言からはJ-1ビザの目的から外れた希望を候補者が持っていることが読み取れます。このような発言やその他申請書類の内容を通じて、候補者がJ-1ビザの目的に沿った滞在をしていただけそうにないと大使館面接で判断された場合は申請が却下されてしまいます。そうではなく、全体的に考えるとJ-1ビザの内容をしっかり理解していると思われる候補者が、似たような言葉と言い間違いをしてしてしまったり勘違いで少しずれた表現をされてしまった際には、ビザは却下されるとは限りません。日本人にとっては、会社で実務をおこなって報酬が発生するという点で就労とインターンは共通の部分があり、ハワイに研修に行くということをハワイに働きにいくと大使館面接で言われてしまう方も少なくありません。ただ、他の説明を通じて渡航の目的が研修であるということが伝われば許可をいただけます。同じように、本音としてはアメリカに永住をしたいということを言ってしまった方でも、J-1ビザの規定でプログラム終了後には自国に帰るということが決められているので、そのあたりのことは理解していて守るつもりだということを伝えて許可をいただいたケースも何度もあります。一つの失言で面接が終わってしまうということは少なく、面接を通じて申請内容を正しく伝えることで許可に繋がっていきます。

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