J-1ビザの受入先が決まるまでの期間はどのくらい?

弊社にお問い合わせをいただくものの中で非常に多いものが、アメリカのJ-1ビザの受入先からどのくらいで採用をいただけますかというものがあります。このご質問への回答は実は非常に難しいものになります。1週間以内で簡単に採用が決まる方もいらっしゃれば、何年もかかってしまうという方もいらっしゃるのです。これはご縁のようなものもあると思っています。そういったこともあり、弊社ではご案内の際に結婚と同じようなものですと例えてご案内させていただいたことが何度かあります。

結婚の際も、出会ってすぐに結婚される方もいらっしゃれば、何年も婚活をされている方もいらっしゃいます。なかなか結婚されない方は、その理由として理想の方を探し続けているということが少なくないように思います。お相手の身長、性格、お仕事、年収、兄弟の有無、同居があるかどうかなど。すべて理想通りの相手が見つかれば素晴らしい結婚生活が送れるかもしれませんが、なかなか思い通りにはいかないものです。せっかく希望通りの方が見つかっても、相手の希望がこちらの状況とあわないこともあります。

J-1ビザの受入先を探す際も、多くの方がそれぞれ希望条件をお持ちです。興味のある業種、理想的なポジションを持つ会社、好みの都市の近く、付近の公共交通機関の充実度、魅力的な報酬額、知名度、勤務時間の長さ、有給の有無、社内の日本人やアメリカ人従業員の割合、英語や日本語の使用頻度、将来のビザサポートの有無など。全部の理想に沿った企業が見つかった場合は素晴らしい滞在経験をおこなっていただけそうですが、現実的にはかなり難しいのです。そもそも企業全体の数に対して、J-1ビザの許可がおりる企業の割合が非常に少ないのです。その中から、2つ以上の希望条件を揃えた企業を探すということになると候補が残るかどうかということになってしまいます。そうすると、いつまで探しても理想の企業が出てこないということが簡単におこってしまいます。もし見つかった場合でも、よい条件の企業へは応募希望者も多いということを忘れてはいけません。一つのポジションに100名以上の応募が殺到することもあります。せっかく理想的な企業が見つかっても、その企業に選んでいただけないということも珍しくないのです。例をあげるとハワイにある日系企業の数は100数社ですが、その中でJ-1ビザでの受入ができる企業を絞り、有給の研修ができる希望業種の企業と選択していくとあっというまに数社しか残らなくなってしまいます。

結婚前に考えていた理想通りの条件ではなかった相手とでも、素晴らしい結婚生活になるというのは少なくありません。J-1プログラムへの参加時でも同じです。国内旅行や海外旅行に行く際でも同じではないでしょうか。逆に、理想通りの企業が出てくるまで待っている場合はいつまで経ってもプログラムへの参加ができず、楽しい滞在を少しも経験していただけないということになってしまいます。

受入先探しに長い時間をかける場合、プログラムになかなか参加していただけないという他にもう一つ大きなデメリットがあります。国務省の規定ではJ-1プログラムに年齢制限は設けていませんが、プログラムへの参加に必要な滞在許可証を発行しているビザスポンサー団体の中には独自の年齢制限を設けているところがあります。しかも、年齢制限を設けている団体のほうが年齢制限のないスポンサーよりも多いくらいです。そうすると申請の際に制限が出てきてしまい、プログラム費用の高い団体への申請をおこなわなければならなくなってしまいます。さらに、プログラム参加に際に加入が必須の傷害保険は年齢によって費用が異なり、年齢が高くなればなるほど高くなってしまいます。せっかく長い時間かけて高い報酬を払っていただける企業が見つかったとしても、渡米にかかる費用が高くなってしまったらプラスにはならないですよね。

J-1ビザは条件が整えば何度でも申請が可能です。一度参加された方が再度プログラムへの参加を希望される方は少なくありません。つまりこれは参加者全体の中でプログラムに対する満足度は高いという状況です。事前に思い描いていた通りの企業が見つからなかった場合でも多くの方は事前の予想よりもよい体験をアメリカでおこなっていただいていると感じています。

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